MLBにもある永久追放の重い処分
永久追放と聞くと、あまり心地のいい思いをしないものですが、MLBでもこうした処分を受けた選手は複数人といます。最も古いものでは1877年、MLBの前身であるリーグにおける八百長騒動に端を発した騒ぎで2名が永久追放となりました。
その後、史上最悪と言われた八百長騒ぎで、その年のワールドシリーズをわざと負けたチームの選手が数名二度とプレーができない状況に追い込まれました。この事件をきっかけにMLBではコミッショナーの制度ができ、コミッショナーの下で選手がプレーするようになっています。 最近ではドーピング違反を複数回犯して完全に野球人生を絶たれるケースも出てきています。
MLBではドーピング違反を犯すと、1回目は80試合の出場停止、2回目は162試合の出場停止、そして3回目で永久追放ということになり、最近3回目のドーピング違反となった選手が現れました。以前は筋肉増強剤の使用が横行しており、その根絶を誓ってこのような制度が登場し、最近その罰則が重くなったばかりでした。
80試合の出場停止は3カ月程度、162試合の出場停止は1年分のプレーをフイにすることにつながります。とはいえ、それでもやってしまう選手がいるというのが残念な限りです。