MLBに見られる球場の傾向

球場

日本にもMLBのような球場がここ10年で広まりを見せてきましたが、その特徴というのは、例えばフィールドシートがある、ネットがほとんどない、天然芝、そして球場自体がテーマパークのようになっているというものです。ただ単に野球を見に来たのではなくそこの空間で楽しむということがMLBにおける昔からのトレンドであり、日本でもこうした傾向が強くなっています。

その昔、MLBにもドーム球場がいくつも存在しました。しかし、人工芝になったことで選手がケガをしたり、現役の年数が短くなったりしたこと、そして意外とコストがかかるということで敬遠されるようになっただけでなく、ストライキなどで野球そのものに対する関心が薄らいだというのも、もっと楽しい場所にしていかないといけないという気持ちにさせています。

電車を走らせるところ、プールのあるところ、球団によってその個性は分かれる一方、海沿いに建設されているところなどは場外ホームランが飛び出せば、そのボールが海に飛び込み、それをファンがボートなどで取りあうというのも見ものになっています。

野球観戦に何かをプラスした楽しみがMLBにはあり、そうしたものを日本球界は今後も参考にしていく必要があります。