MLBを取材する記者と選手の裏話
MLBの歴史は日本のプロ野球より長く、それでいて濃厚です。そのため、歴史に埋もれた裏話も数多く存在します。こうした背景には昔の野球記者がチームと帯同していることが多く、飛行機の中でのやり取りで関係を構築していき、そこでの話が面白いということが関係しています。
今はこうした光景は見られませんが、日本だとこれに近い光景が今も繰り広げられています。 記者の場合、長く取材活動をしているとトラブルに巻き込まれることが少なくありません。記事にするのはいいが、シーズンが終わってからにしてほしいという条件で話を聞けたのに、別の記者が記事にしてしまったことでトラブルになることもしばしばです。
そうした時の当意即妙なやり取りも裏話として面白おかしく伝えられています。MLBの歴史はそれだけ長く、様々な出来事が日々発生しているのです。時に記者が選手を批判し、その選手から猛烈な抗議を食らうこともありますが、アメリカの記者はそんなことではひるまず、取材拒否にも冷静な対応を取ります。
日本の記者はそこでひるみ、仲良くしようとするか出入り禁止で怒られるかという情けないことになりがちです。裏話は面白い一方、どういう取材を普段からしているのか、その姿勢がよくわかり、大いに参考になります。